エヴァリュエーター

「エヴァリュエーター」とは、英語の「Evaluate(評価する)」という単語から漬けられた職業の名称であり、そのとおり出来上がった香りを評価することを専門的に行っていきます。
香りを制作する業務を行う香料メーカーにおいては、研究開発部門において全く新しい香りを作り出すだけでなく、クライアントから依頼を受けてそのイメージにあった香りを作成していくという仕事を受注します。
例えばこれからある食品製品を販売しようというメーカーから、桃の香りをつけたいという要望があったときに、より本物の桃に近い香りを開発して納品をしていくことになります。
ですが実際に香りを調合する場合には、その桃の香りが甘いのかフレッシュなのかといったようなところで微妙な認識の違いが出てきてしまいます。
そうしたクライアントと制作側の間に立ち、どのように製品開発をしていくかを決めていくのが「エヴァリュエーター」の役割になってきます。

また全く新しく香りを調合するのではなく、すでに社内にあるストックの中からクライアントの希望に近い香りを選んで渡したり、それをもとに新しい香りを作り出すことができるかということを考えていきます。
さらに営業としてそれらの香りに対してプレゼンを行い、どのようなクライアントにどんなふうにアピールしていくかということも考えていきます。
なので、エヴァリュエーターを専任で担当するということはそれほどなく、香料メーカーに勤務をする営業スタッフがエヴァリュエーターとしてのスキルを身につけていくというケースも多くなっています。
エヴァリュエーターの仕事をしていくためには、香りを細かく嗅ぎ分けることができる能力的なものの他、市場がどのような香りを求めているかということをキャッチできるマーケティング能力も同時に必要になってきます。

エヴァリュエーターになるには、国家資格である「臭気判定士」の資格を持っていることがベストですが、臭気判定士の資格はかなり難しい上に、純粋に製品用の香り以外の分野に関しても詳しく勉強をしなくてはならないので、ちょっと遠回りになってしまいます。
ですのであまり資格にこだわらなくても、まずは香料メーカーに研究員スタッフもしくは営業社員として採用されてから少しずつ香りの知識を増やしていくというのがよい方法となります。
優秀なエヴァリュエーターになると、クライアントから香りの要望があったときにすぐにどこでどういうふうに香りを作れるかということまで提案ができるので、研究開発をする時間を短縮しコストを下げることができます。